2024年7月23日、広報に困るNPO向けに第7回無料オンラインセミナーを開催しました。
NPOのための広報基礎講座 -支援者を呼ぶ共感づくり-として行動につながる広報活動を行うために必要な考え方やスキルを基礎から学べる講座です。
また第7回目のセミナーでは新たな試みとして、初めてゲスト登壇者をお呼びしました。
神崎 英徳
株式会社PRリンク 代表
学生時代に多くのコンテストで入選し、1994年に住宅設備メーカーに入社。広報部門を経て、2008年にPRリンクを設立。社会課題解決を目指す商品やサービス、企業とNPOとの協働、働きがい向上、地域貢献の取り組みなど「社会性」のストーリーを磨いて発信する独自の手法で中小企業、NPOの社会的価値向上をサポート。創業以来、中小企業、NPO約300団体の広報、CSR活動を支援しています。
広報の本来の意味は、団体と社会との関係性を良好に保つことであり、一方的な情報発信ではありません。客観的な視点、メッセージの一貫性、継続性、対話が広報の4つの原則として説明されています。また、共感の時代が到来し、社会課題解決への関心が高まっている中で、広報の重要性が増しています。
少子高齢化や景気低迷など、社会環境の変化により、人々の価値観や関心が変化しています。安さよりも思い出や感動を重視する傾向があり、協働への関心が高まっています。このような変化に対応するため、広報活動においても価値観や関係性の「見える化」が重要になっています。
人々に共感してもらうためには、ストーリーテリングが効果的です。挫折や失敗を乗り越えた過程を伝えることで、応援したくなる気持ちが生まれます。また、ヒーローズジャーニーと呼ばれる、古典的な英雄の物語の構造に沿ってストーリーを語ることも有効です。
情報発信の際は、まずホームページなどの自社メディアを整備し、次にプレスリリースやSNSなどで拡散していくことが重要です。また、独自性や新規性など、メディアが取り上げたがる素材を整理し、25文字程度の「枕詞」を作成することで、ブランディングにつながります。
広報担当者は、嘘をつかないこと、共感のストーリーを理解することが心得として重要です。また、スタッフとの対話を通じて価値観を共有し、行動の一貫性を保つことが、信頼に繋がるブランディングにつながります。
nuweb定期セミナーは、NPO団体向けに開催される無料オンラインセミナーです。
毎月テーマを変え、団体が広報活動などで活かせる内容を発信していく無料セミナーです。
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