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公益財団法人が継続的に寄付を集めるための効果的な手法まとめ

公益財団法人が継続的に寄付を集めるための効果的な手法まとめ

1. はじめに

公益財団法人にとって、安定して寄付を集めることは、活動を継続するために欠かせない重要な要素です。しかし、特に限られた人員や予算で活動している団体にとって、寄付者やボランティアを集めるのは簡単ではありません。そんな中、インターネットをうまく活用することで、寄付者やボランティアの数を増やすことが可能です。

このコラムでは、財団法人が限られたリソースでも効果的に寄付を集めるために実践できる具体的な方法を、成功しているNPO(非営利団体)の事例を交えながらわかりやすく紹介します。

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2. 成功事例から学ぶ

他の成功している団体の事例から学ぶことは、非常に有効です。実際に効果をあげた方法を参考にすることで、自分たちの団体にも応用できます。ここでは、いくつかの事例を紹介します。

例えば、認定特定非営利活動法人キドックス様は、ウェブサイトをシンプルにわかりやすく作り直したことで、寄付が大幅に増加しました。特に、寄付の導線を一目でわかるように工夫した点が、成功の要因です。さらに、寄付手続きが短く簡単で、寄付する人が途中であきらめない仕組みが整えられています。

もう一つの例は、公益財団法人 国際開発救援財団FIDR様です。この団体は、団体の活動をわかりやすく伝えるために、定期的に活動レポートを更新し、その内容を活用して多くの寄付者を集めています。具体的なエピソードや活動報告を丁寧に発信することで、寄付者との信頼関係を築いています。

制作実績|認定特定非営利活動法人キドックス様

サイトリニューアル時に、寄付導線をブラッシュアップ。ナビゲーションへの寄付ボタン設置や、ページ内への金額ボタン設置が継続寄付者の増加につながっています。

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制作実績|公益財団法人 国際開発救援財団FIDR様

定期的に活動の様子を活動レポートとしてホームページに掲載しています。
活動レポートは単なる報告ではなく、団体と支援者を結ぶ重要なコミュニケーションツールとして機能しています。

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3. 実践的なステップ

それでは、あなたの団体がオンラインを活用して、寄付やボランティアを増やすための具体的なステップを見ていきましょう。

3.1 ミッションと成果を明確に伝える

まず、団体のウェブサイトに訪れる人が、あなたの団体の目的をすぐに理解できるようにしましょう。トップページに、団体が目指していることや、これまでの成果をシンプルにまとめることが大切です。たとえば、「この寄付でどんな人が助かるのか」「寄付金が具体的にどのように使われるのか」を具体的に伝えましょう。
訪問者が「自分の寄付が確実に役立つ」と感じられるように、実際の活動報告や支援の成果を写真や実例で紹介すると効果的です。

3.2 検索されやすい工夫をする

ウェブサイトが検索で上位に表示されるように工夫することは、寄付者を増やすために重要です。これは「検索エンジン最適化」と呼ばれる方法ですが、簡単にできることもたくさんあります。

例えば、ウェブサイト内のページタイトルや見出しに、団体の活動に関連する言葉(キーワード)を自然に取り入れましょう。たとえば「子供支援」「環境保護」「地域ボランティア募集」など、寄付者が探しているであろう言葉を使うことで、検索で見つけやすくなります。

3.3 写真や動画で活動を伝える

文章だけでなく、写真や動画を使って団体の活動を伝えることは、寄付者との感情的なつながりを作る上で非常に効果的です。たとえば、支援を受けている人々の笑顔や、現場での活動風景を映した写真を掲載することで、寄付者はその活動がどのように社会に貢献しているかをより実感できるようになります。

また、動画は短いもので構いませんが、活動の様子や成果を視覚的に伝えるのに非常に有効です。これにより、寄付者が「自分もこの活動に参加している」という共感を持つことができます。

事例|公益財団法人 トトロのふるさと基金様

公益財団法人 トトロのふるさと基金様は狭山丘陵の自然や文化遺産を保護するために活動しています。
活動への思いや、自然の美しさ、人々と自然の交流を動画で視覚的に伝えています。
単に情報を伝えるだけでなく、視聴者の心に直接訴えかけることで、より多くの人々の共感を呼び、支援の輪を広げています。

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3.4 簡単で安全な寄付方法を提供する

寄付の手続きはできるだけ簡単にし、寄付者がストレスを感じないようにすることが重要です。例えば、寄付ボタンを目立つ位置に配置し、寄付フォームは必要最低限の情報だけを入力する形式にするのが良いでしょう。
また、寄付の際に使うカード情報などの保護についても、ウェブサイト上で安全性を明示しておくと、寄付者に安心してもらえます。寄付方法がわかりにくかったり、安全性に不安があると、せっかく寄付を考えていた人も途中でやめてしまうことがあります。

3.5 定期的に情報を更新する

最後に、ウェブサイトを定期的に更新することが重要です。最新の活動報告や成功事例、今後のイベント情報を定期的に発信することで、寄付者やボランティアとの関係を維持できます。また、団体が常に活動していることをアピールすることができ、新しい支援者も増やしやすくなります。
メールマガジンやニュースレターを活用して、寄付者に最新情報を届けることも効果的です。これにより、寄付者との長期的な関係を築くことができます。

4. まとめ

公益財団法人が継続して寄付を集めるためには、インターネットの活用が非常に有効です。今回紹介したように、ミッションを明確に伝えること、検索されやすくすること、写真や動画で活動を紹介すること、簡単で安全な寄付方法を提供すること、そして定期的に情報を更新することがポイントです。これらのステップを実践することで、団体のオンラインプレゼンスを強化し、多くの人々からの支援を集めることができるでしょう。

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